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設計を担当したあるお店に10年振りに来店しました。

老若男女に大変人気の老舗有名店で、オーナーは時が経つにつれ味がでる本物を求めている方でした。

熱く語り合い共に作り上げたお店も、アルバイトや店長の志や教育体制によって中身の無い良い店風パッケージになってしまっている事は良くあります。

ですが、お店に入った瞬間にお店への愛情や想いが変わらないままそこに存在して、大変感動しました。

何故そう思ったのかじっくり観察した所、

まずお掃除は行き届いており、経年劣化が汚れでは無く味に変わっていた事。

細かい小物や備品にお客様への気配りが感じられた事。

何より従業員に程よい緊張感や意志がありお店の隅々まで意識を払っていました。

間違いなくオーナーが毎日のようにお店に足を運んで、一貫性を持った気配り、教育を続けていると感じました。

何が大事で必要な事か、本質を理解して、大切な事を変わらず実行し続ける事。

効率や費用対効果を求められる今の時代になかなか出来る事では無いと私は思います。

老舗から学ぶおもてなしの心に、何か大切な事を忘れてしまって無いか改めて身を正す素晴らしい機会を頂きました。

良いお店とは?

私は何年経っても変わらない「おもてなし」を提供出来るのが、良いお店の条件の一つだと思います。

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BUMPS.E16

BUMPSデザイナー 内外装デザインからオブジェまで「ものづくり」のデザイン担当 24H=楽しい時間を目指しています。